お葬式に関していざというとき困らないために!葬儀場のポイントなどについて紹介します
葬儀場はお通夜から告別式までを執り行う施設と火葬炉が設けてある場合は、火葬式までお葬式全般を1つの会場で完結できるメリットもあります。
葬儀場は場所により機能や設備がさまざまですから、利用するときには欲しい機能や設備が整っているのか否かを確認することも大切です。
通夜のときは、ろうそくの火を絶やさないなどの理由で夜中も起きていなければならないといわれていましたが、最近はLEDを使ったろうそくに見立てたものを使うことが多くなっています。
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お葬式に関していざというとき困らないために!葬儀場のポイントなどについて紹介します
- 葬儀場の種類とそれぞれの特徴を知ろう
- 葬儀場を借りてお葬式をすることのメリット
- 小規模なお葬式に向いている葬儀場は?
- そもそも葬儀場は誰が管理しているのか?
- 葬儀場は友引の日が定休日のところが多い? (2023.09.22)
- 葬儀場での遺族の打ち合わせで話し合うことは? (2023.09.22)
- 葬儀場で告別式をするにあたって受付は誰がするのか? (2023.09.22)
- 葬儀場の立地はどんな場所がおすすめか? (2023.09.22)
- 葬儀場は四十九日の法事にも使えるのか? (2023.09.22)
葬儀場の種類とそれぞれの特徴を知ろう
葬儀場はセレモニーホールと呼ばれることもありますし、斎場と呼ばれることもあるお葬式を執り行うための施設の総称です。
ただ、セレモニーホールは葬儀社が運営している施設で火葬炉といった設備はなく火葬のときには最寄りの火葬場を利用することになります。
最近は、小さなお葬式でもある家族葬を希望される人も多くなっているため、葬儀場の中には小規模な葬儀を執り行える会場も多くなっているようです。
民営と公営、2つの種類がありますが、公営の葬儀場は場所を提供するだけで葬儀に関するサービスは提供されません。
そのため、このような会場を利用するときにも葬儀社の役割は大きいのです。
葬儀社の中にはセレモニーホールを所有していない会社もありますが、この場合は民営や公営の葬儀場を利用して葬儀全般を行えます。
お通夜から葬儀式、そして告別式などを同じ施設でお行いますが、火葬炉がある斎場のを利用した場合はこれらに加えて火葬式も同じ施設でできます。
葬儀場を借りてお葬式をすることのメリット
かつて日本ではお葬式といえば、自宅葬が当たり前だった時代もありました。
多くの日本家屋には仏間や座敷があり、ここでお葬式を行います。
ですが、今では葬儀場を借りてお葬式をするのが一般的です。
葬儀場を借りてお葬式を執り行うメリットとしては、自宅葬とは異なりご遺体を安置するための部屋を確保する必要がないという点が挙げられます。
式場に広さがあるところであれば、多くの会葬者が訪れたとしてもパンクしてしまう心配もありません。
ご遺体も葬儀場のスタッフがしっかり対応してくれるので安心です。
自宅でするとなると部屋を片付けたりと、ゆっくり故人とお別れする時間も作れません。
また家の場合はプライベートを知られてしまうという点も少し心配です。
斎場によっては宿泊施設も併設されているので、付き添いたいという方にも対応できます。
葬儀場であればこのような心配ポイントも解消することができます。
様々なメリットがあることから現在は、自宅ではなく葬儀会場でお葬式をするという方がほとんどです。
小規模なお葬式に向いている葬儀場は?
小規模な葬儀場の注目が増えています。
インターネットサイトには規模の小さなお葬式に特化した会社があります。
小規模にも様々な意味合いがあります。
小さいことに特化している会社を参考に種類を説明していきます。
まずは、葬儀場の収容人数によって費用が変わります。
5名程度の家族のみで行う場合は、通夜・告別式・火葬を最小限にできます。
費用も一般的な葬儀に比べて低価格で済みます。
火葬のみとする葬儀場のプランもあります。
お別れ葬・小さな火葬式は、1名~5名程度になります。
お別れ葬はシンプルで仏具等を省いているため低価格です。
小さい葬儀は1日で終わります。
火葬のみ、告別式・火葬というプランでは1日です。
これまでのお葬式は規模が大きくする見送り方が主流でした。
しかし、規模の大小でも意味は変わりません。
家で葬儀をする時代から、葬儀場で見送る方法に変わっています。
地域によっては伝統的な大きいお葬式が継続していますが、家族のみで見送りたいというニーズが増えています。
小さい規模にも種類が豊富なため、一度検索してはいかがでしょうか。
そもそも葬儀場は誰が管理しているのか?
葬儀場の管理主体は公営と民営の二種類です。
どちらも火葬場があり行うことが出来る儀式は同じですが、公営の場合は葬儀場の手配だけでなく葬儀社に個別に依頼する必要があることが多いです。
これは、運営主体である市町村は場所を提供しているだけであり、儀式の手続きまでは担っていないからです。
また公営は民営に比べて利用料が安価で済むことに加え、資産状況によっては支援を受けられる場合もありますが、葬儀社へ支払う料金が別途必要になることを覚えておきましょう。
民営の場合はそもそも葬儀社が葬儀場を管理している事が多く、利用料金もまとめて請求されます。
公営と比べると高くなるものの、葬儀社が行う儀式の段取りと葬儀場の間取りがマッチしているという特徴があります。
例えば喪主やその家族が準備を整えるための控え室があったり、弔問客が火葬中の時間を過ごすための歓談室が設けられているといったメリットがあり、利用者の事情に合わせて選ぶことが出来るようになっているのです。
葬儀場は友引の日が定休日のところが多い?
葬儀場の定休日は、友引の日とされていることが多いと言われています。
その理由は、この日が日本の暦において特別な日とされているためです。
日本では六曜という考え方が古くから存在しており、日にちに6つの曜を適用することでその日の吉兆を判断しています。
中でも友引という日は故人が友人や家族親族などを連れて行くと連想されるため、この日に葬儀や火葬を行うのは縁起が悪いと古くから考えられてきました。
そのため営業を休む火葬場が多く、それに合わせて葬儀の日にちもずらされるというわけです。
とはいえ必ずしもこの日を定休日としている葬儀場ばかりではありません。
特に近年はこの業界でも大変な競争となっており、他者に打ち勝つために1年中休まずに営業しているところも出てきました。
都市部のように人口が密集する地域などではこのような古くからの言い伝えを気にしない人も多く、定休日を設けずに営業しているところもたくさんあります。
詳しく知りたい場合には直接葬儀場に問い合わせるのがおすすめです。
葬儀場での遺族の打ち合わせで話し合うことは?
葬儀場での遺族の打ち合わせでは、大切な決定や手続きに関する話し合いが行われます。
まず故人の遺志や信条に基づいて葬儀の形式を決定することが重要です。
故人の意向に沿った葬儀を行いたいと思うでしょう。
次に葬儀の日程と場所を決めます。
都合や親族の参加が考慮され、また、葬儀場の予約状況なども確認しなければなりません。
葬儀の形式には、一般的な告別式や火葬式の他に、宗教的な儀式や家族葬など様々な選択肢があります。
これらを遺族が相談し合い、決定します。
遺族は葬儀で使用する棺や仏具、花、位牌、写真なども選ぶ必要があります。
予算や故人の好みに合わせて選定し心を込めた葬送をするために話し合います。
参列者へのお礼や弔電・香典の受け取り方についても話し合います。
感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
法的手続きや手配についても話し合いが必要です。
死亡届や遺産相続に関する事務手続きを理解し、適切に対処するための情報交換が行われます。
葬儀場で告別式をするにあたって受付は誰がするのか?
葬儀場で告別式をする際には受付が用意され、参列客に名前を書いてもらうことで来訪したことを記録し、後からお返しなどをする際に役立てる記帳をしてもらうほか、ご霊前の受け取りをして誰が何円頂いたのかをメモするなどを行います。
この受付は故人が会社勤めだった場合には会社の同僚に依頼するのが一般的で、該当しない場合は親族が担当することがあります。
一定の社会経験がある方で、参列客への挨拶や対応、ご霊前を記載するなどの簡単な事務作業が出来る方が求められ、そのような立場の方が選ばれます。
担当してもらった方には1万円から数万円程度のお礼を手渡したり、お食事の際には1ランク上の飲み物や一皿を提供して、感謝の意を伝えます。
その一方で、依頼をしても応じてもらえなかったり、頼める方がなかなかいない場合もあります。
そんな時は葬儀場や葬儀社に相談すれば、スタッフが代行してもらえることがあります。
参列客が訪れた時に最初にコンタクトするブースであることから、失礼の無い体制を整えたいところです。
葬儀場の立地はどんな場所がおすすめか?
葬儀は、結婚式のように招待するわけではありません。
親族など近しい人には知らせますが、新聞のおくやみ情報などをもとに自主的に弔問に来てくれるのが一般的です。
当日は、故人の古い知り合いや仕事の取引先など遺族も面識のない思わぬ人がやってくることもあります。
招待状があるわけではないので、誰もがわかるような立地にある葬儀場を選ぶのが理想的です。
迷わずに行ける葬儀場の条件としては、「最寄駅から徒歩移動ができること」「会場の近くに目印になる建物などがあること」「車で移動しやすい道順であること」「初めてでも見つけやすい道路に近いこと」などがあげられます。
郊外の場合は車移動になることが多いので、駐車場が用意されていることも重要な条件になってきます。
その際、途中の道路が狭いなど運転に注意を要するような場所は避けるのも大切なことです。
葬儀は近しい人が集まって故人をしのぶ場であり、できれば静かな環境にあることも念頭におくといいでしょう。
葬儀場は四十九日の法事にも使えるのか?
葬儀場は四十九日の法事に使うことができます。
亡くなった方の冥福を祈り、魂を供養する日本の伝統的な行事です。
この期間は、故人の魂が冥界で復活し、家族や友人に感謝し、導いてくれるとされています。
葬儀場が四十九日の法事に利用される理由はいくつかあります。
まず広くて清潔なスペースを提供するため、多くの参列者が快適に過ごせます。
法事は家族や友人が集まる大切な機会であり、そのような大勢の人々を収容するのに適しています。
また悲しみを乗り越えるための一つのステップとされています。
故人を偲ぶ場としてだけでなく、この期間を通じて家族や友人が互いに支え合い、共感し合う場としての役割も果たします。
さらに仏教の教えに基づいており、葬儀場は仏壇や位牌を設置するための適切な場所を提供します。
法要では仏壇にお線香を上げたり、故人の好物を供えたりする儀式が行われます。
葬儀場はこれらの儀式を行うのに十分なスペースを確保できます。